TennisGeek Posted May 30, 2010 Share Posted May 30, 2010 このガイドは、 http://www.insanelymac.com/forum/index.php?showtopic=182227 に元づいています。 ●概要 インストールDVDをディスクにコピーして、変更を加え Zotac GF9300 でインストーラーが走るようにします。 インストール中はサウンドがありませんが、インストール終了後に直すことにします。 添付した /Extra/DSDT.aml は、 Zotac GF9300 用にいろいろな修正が含まれていて、 SpeedStep が正しく動作します。 このため、 /Extra/Extensions の中の kext が少なくてすみます。 またカーネルが新しくなってもパニックに見舞われる危険が少ないです。 つまり、 DSDT.aml のおかげで、本物のマックに近づいているということです。 ●用意するもの 1. MacOS X の動作しているコンピュータ CD からブートローダーを起動して、インストーラーを起動する方法はこのガイドでは紹介していません。 (実のところは、CD イメージの作成方法調査中のため) 2. MacOS X 10.6 リテールインストーラー 3. 外付け USB ディスク 4. 起動/インストールに必要なファイル Chamelelon ブートローダー Chameleon 2 RC 3 をインストールに使用 インストールが終了後、 Chameleon 2 RC 4 に置き換える Zotac GF9300 用 /Extra フォルダー一式 内容はDSDT.aml, kext ファイル 5. BIOS の設定 SATA は AHCI に設定します HPET Enable ●ステップ1 インストールディスクを作る 外付けディスクを初期化する Disk Utility を起動して、初期化します。 パーティションタイプは MBR (Master Boot Record) を選びます。 複数のパーティションをつくってもかまいませんが、インストールが終わったら用済みになるので深く考えずにパーティション "SLInstaller" を1つ作ります。 ディスクの初期化が終わったら "Restore" を選んで、 Source にインストーラーDVD("Mac OS X Install DVD")、 Destination に SLInstaller を Drag&Drop して、 "Restore" を押して DVD の内容を全部コピーします。 コピーが終わったら SLInstaller をマウントします。 この時点でインストーラーDVDは不要なので、大事にしまっておきます。 ●ステップ2 インストールディスクに Chameleon ブートローダーをインストールする このままでは当然のことながらディスクにコピーしたインストーラーは起動しないので、起動できるようにします。 Chameleon 2 RC 3 をダブルクリックして起動します。 インストールにはまず、 "Change Install Location..." を選択して、インストール先を SLInstaller にします。 これをしないとホストの Mac に Chameleon インストールしてしまい、本物のMac だととんでもないことになるので注意してください。 最後に "Install" を選択します。 ユーザーのパスワードを聞いてくるので、答えてください。 インストーラが走ります。 成功したら終了。 ここまでは、 Zotac だけに関わらずどんなマシンでも同じでしょう。 ●ステップ3 インストールディスクを Zotac GF9300 用にカスタマイズ Finder に行って、 "SLInstaller" ディスクを選択して、新規フォルダ "Extra" を作ります。 そのフォルダの下に、 "Extensions" フォルダを作ります SLInstaller Extra Extensions SLInstaller に必要なファイル SLInstaller:Extra:DSDT.aml SLInstaller:Extra:smbios.plist SLInstaller:Extra:com.apple.Boot.plist SLInstaller:Extra:Extensions:fakesmc.kext SLInstaller:Extra:Extensions:PlatformUUID.kext SLInstaller:Extra:Extensions:OpenHaltRestart.kext コピーが終わったら Terminal を起動して sudo chown -R root:wheel /Extra/Extensions sudo chmod -R 755 /Extra/Extensions の2つのコマンドを実行してください。 Chameleon のインストーラーが後に必要になるのでこの時点で SLInstaller にコピーしておきます。 ●ステップ4 インストールディスクを Zotac GF9300 で起動 いよいよインストーラーを走らせる時間です。 SLInstaller を Zotac につないで、電源オン。 最初にすることは BIOS に行って、 USB ディスク SLInstaller から起動するように選択します。 後はブートを待つばかり。 ブートスクリーンが流れて言語選択画面が出てきたら、まずは成功です。 インストール先のディスクを Disk Utility で GUID パーティションでフォーマットしておきます。 私は "ZoMac" と名前を付けました。 適当にインストーラーのオプションを選んでインストールの開始です。 インストーラーが終了したら再起動します。 ●ステップ5 インストールディスクを Zotac GF9300 で起動 2回目 この時点では、ZoMac には Chameleon ブートローダーがインストールされていないので、ZoMac からは起動できません。 SLInstaller から起動して、 Chameleon のプートローダーから、 ZoMac を選んで起動できます。 というわけで、 SLInstallerの Chameleon を使って、ZoMac を起動します。 ちょっと間を置いて、 MacOS X のウェルカムビデオが始まります。 しばし感動してください。 MacOS のレジストレーションが終わると、インストールも最終段階です。 SLInstaller にコピーしておいた Chameleon 2 RC 3 のインストーラーを起動します。 今度はインストール先に ZoMac を選んで、前回と全く同じインストールを行います。 次に Finder に行って、SLInstaller ディスクの /Extra フォルダを drag&drop で ZoMac にそのまま移します。 前回のように Terminal を使って sudo chown -R root:wheel /Extra/Extensions sudo chmod -R 755 /Extra/Extensions これで ZoMac からブートできるようになったはずです。 次回からのブートは ZoMac からできるので BIOS に行ってブートディスクを変更してください。 また、 Chameleon 2 RC 4 から GUI などいろいろ美しくなっているので、 RC 4 に入っている "boot" を使用します。 sudo cp '/Extra/Chameleon/Chameleon RC4/boot' /boot でインストール終了。 ●ステップ6 10.6.2 にアップグレードする 10.6.3 が最新ですが、とりあえず 10.6.2 にアップグレードします。 Google で 10.6.2 combo update であっさり見つかるはずです。 10.6.3 にすると AppleHDA (音)が出なくなるので、 10.6.2 にして、 AppleHDA.kext を保存しておきます。 Apple から 10.6.2 コンボアップグレードをダウンロードしてインストールします。 インストールが終了したら、 /System/Libraries/Extensions/AppleHDA.kext をどこかに保存しておきます。 ここで初めて LegacyHDA.kext を入れてサウンドを動くようにします。 ●ステップ7 10.6.3 にアップグレードする 普通にアップグレードした後、ステップ6で保存しておいた AppleHDA.kext とあっさり入れ替えます。 ●問題点 ネットワークがスリープの後戻ってこない 現在のところ解決方法がわかっていません。 私は、動作することのわかっている Ethernet をいれて使っています。 10.6.3 の AppleHDA にすると ALC662 が動かない ALC662 だけでなく、ALC889a 以外は全滅のようです。 サウンドは厄介なので簡単な方法は USB のサウンドインターフェースを使ってしまうか、 VoodooHDA を使った方が簡単です。 ● Mac OS X 10.6.4 更新 2010-07-03 予想通り AppleHDA 1.8.7 では動かないので、今回はバイナリパッチを使うことにしました。 ここにある通り perl でパッチします。 sudo perl -pi -e 's|\x85\x08\xec\x10|\x62\x06\xec\x10|g' /System/Library/Extensions/AppleHDA.kext/Contents/MacOS/AppleHDA パッチ後リブートして動作を確認しています。 -- TG Extra.zip Link to comment Share on other sites More sharing options...
Dreamwatcher Posted June 4, 2010 Share Posted June 4, 2010 スリープ後のEthernetはnvenet.kextはNG、nForceLAN(0.64.3)を使えば10.5でOK、10.6ではNGでした。0.64.4以降で改善されてたかどうかはM/Bが手元にないので確認できてません。ちなみに、AOpenのnMCP7AUt-v(GeForce 9400)は、nvenet.kextでスリープ後のEthernetも動作OKです。 http://www.insanelymac.com/forum/index.php?showtopic=163938 サウンドは10.6.3からオーディオコーデックがALC885しか受け付けない(ALC889aはコーデックIDがALC885と同じなのでOK)ので、バイナリにパッチあてる必要があります。 sudo perl -pi -e 's|\x85\x08\xec\x10|\x62\x06\xec\x10|g' /System/Library/Extensions/AppleHDA.kext/Contents/MacOS/AppleHDA Link to comment Share on other sites More sharing options...
TennisGeek Posted June 4, 2010 Author Share Posted June 4, 2010 同じハードウェア(MCP7a)のはずの9400で動くのに9300で動かないというのが不思議です。 mii/phy がおそらく違うのでしょう。 ケーブルをつながないときにはスリープしたので、 phy を power down するあたりに問題がある可能性が高いです。 kernel debugging の準備をしてみます。 サウンドは試してみます。 ありがとうございます。 英語のトピックに書いておきます。 -- TG スリープ後のEthernetはnvenet.kextはNG、nForceLAN(0.64.3)を使えば10.5でOK、10.6ではNGでした。0.64.4以降で改善されてたかどうかはM/Bが手元にないので確認できてません。ちなみに、AOpenのnMCP7AUt-v(GeForce 9400)は、nvenet.kextでスリープ後のEthernetも動作OKです。 http://www.insanelymac.com/forum/index.php?showtopic=163938 サウンドは10.6.3からオーディオコーデックがALC885しか受け付けない(ALC889aはコーデックIDがALC885と同じなのでOK)ので、バイナリにパッチあてる必要があります。 sudo perl -pi -e 's|\x85\x08\xec\x10|\x62\x06\xec\x10|g' /System/Library/Extensions/AppleHDA.kext/Contents/MacOS/AppleHDA Link to comment Share on other sites More sharing options...
Dreamwatcher Posted July 16, 2010 Share Posted July 16, 2010 P55-T36 + GeForce 220/GeForce 240では、10.6.3以降でHDMI Audioの出力を確認しています。 ZOTAC GF9300-D-Eは手放してしまって確認ができないのですが、HDMI Audioを鳴らす試みがされているようです。 http://www.insanelymac.com/forum/index.php...0941&st=814 VoodooHDA.kextでもHDMI Audioをサポートしたようです。 http://www.projectosx.com/forum/index.php?showtopic=355 Link to comment Share on other sites More sharing options...
Recommended Posts